11月中旬、番外編でちょっと自信をつけてニペソツ方面、前天狗岳をめざす。

朝4時に起きて、熱いお茶を保温水筒にいれて出発。途中コンビニでおにぎり3個とビタミンC系の飴を買ってバックにごそごそいれる。三股より林道(じゃり道)に入って1.5Kmを左折(標識あり:ニペソツ)、そこから沢沿いに20分(路肩注意)行くと、十六の沢登山口(標高1000m)6:00に到着。登山口の積雪2cmと少ないがたぶん上にはもっとあるだろうと予感。尾根沿いを1時間30分ぐらいかけて天狗大岩(トラバースにちょっとどきどき)。天狗コルの積雪は股下20cmであるが、2〜3日前のパーティーがラッセルしてくれたおかげで難なく8:30に前天狗に取り付く。しかし積雪は120cmか、上に出た低木の枝が行く手はざむ。中腹にきて這い松に積雪足をとられる。さすが北海道の山、かんじきがなくては前に進めない事に気づく。風の通り道なのが西からの強風(20mぐらい)。しばらくすれば風は弱まるだろう思い、雪を掘って風をしのぐ。30分待つも風はおさまらないので先に進んでみる。西からの強風がさらにアップ(立ってられないぐらい)1ピッチ登るのに40分以上かかっている。この風で体感温度は-25℃だろう。真冬に糠平スキー場で直滑降しているときと同じだ。標高1800mこの地点で11:10に撤退を決意!しかし後ろを見ると地吹雪のせいでほとんど足跡がない!視界の悪い中2ピッチ下ったところで完全にラッセルが消失している。帰り道を探すも雪が腰までくる。何となくやばい!!ここは落ち着いてGPSで確認するが誤差範囲のせいではっきりしない。登山道の見当を携帯型GPSでつけつつ、腰までラッセルで何とかコルまでくると風が少なく生きた心地 ^^!
 
教訓:単独登山では携帯型GPSは必ず持つ事☆
 
 
天狗大岩より前天狗岳を眺める
 
天狗コルより前天狗岳を眺める。11月なのにすごい積雪である
 
前天狗岳中腹より十勝連峰(石狩岳・音更山)が一望できる
 
天狗コルより天狗大岩への帰り道
 

 

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